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知ってほしい薬剤師の仕事 - 4


最近は処方箋を街の薬局に持って行き、お薬を受けとる事が多くなりました。先日厚生労働省が発表した2004年の院外処方率(医療機関外の薬局から薬を受け取る割合)は51.7%となっており、実に外来患者さんの二人に一人が街の薬局で薬剤師からお薬を受け取っていることになります。
このように、皆さんと接する事が増えてきた薬剤師ではありますが、まだまだご存じない方も多いと思います。4回にわたり薬剤師の仕事をご紹介したいと思います。

第4回 医薬品のあるところには必ず薬剤師

前回まで3階にわたり、医療現場で働く薬剤師の仕事を紹介してきました。しかし、薬剤師の仕事は、病院や薬局などの医療現場だけではありません。薬剤師は、医薬品を開発・製造する製薬会社、医療現場に医薬品を供給する医薬品卸業、医薬品を審査・承認する行政機関などでも活躍しています。
新しい薬が生まれるまでには、新薬の候補となる化学物質を探し出し、動物実験を行い、その後人での試験(臨床試験)を行います。臨床試験の結果、医薬品として承認されれば、医療現場で使われるようになりますが、新薬が世の中に出た後も6年間、製薬会社はその有効性と安全性を追跡調査しなくてはなりません。薬剤師は、製薬会社で新薬の研究・開発を行ったり、承認取得のための仕事をしたり、市販後の安全対策に取り組んでいます。薬事法という法律では、製薬会社に「総括製造販売責任者」として薬剤師を置くことを義務づけています。総括製造販売責任者は、自社の医薬品の品質や安全性が適正に確保されているよう、常に責任を持って取り組んでいます。
また、製薬会社から医薬品を仕入れ、医療機関や薬局に医薬品を供給する医薬品卸業でも多くの薬剤師が働いています。医薬品卸業の薬剤師は、医薬品が適切に使われるように、病院や薬局を訪問し、医師や薬剤師に医薬品情報を提供する役割を担っています。
製造や流通段階にある医薬品の品質管理も重要な仕事の一つで、このため医薬品を製造したり、保管管理する場所には、管理に当たる薬剤師を配置することが法律で定められています。さらに、国や都道府県で医薬品を審査・承認したり、市町村や保健所で流通段階にある医薬品の監視などを行ったり、行政の研究機関で試験検査の仕事をしている薬剤師もいます。
これまでお話してきましたように、薬局や病院に限らず、医薬品のあるところには必ず薬剤師がいるのです。
医薬品が作られてから皆さんの手に渡るまで、薬剤師はそれぞれの立場で薬学の知識を活かした仕事をし、皆さんの健康に貢献しています。これからも、みなさんの安心と満足のため、薬剤師は良質で安全な医薬品の適正使用に貢献していきたいと考えています。
2005.10.28 日本薬剤師会PR広告