本文へジャンプ本文へジャンプ2004年12月5日
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第24回奈良春日・大仏マラソン全国大会

大会当日12月5日は、台風27号が温帯低気圧に変わり、東京・大手町では観測史上最も強い40.2メートルの最大瞬間風速を観測され、埼玉県熊谷市・越谷市・水戸市・前橋市では最高気温が25度以上となり、12月としては観測史上初めての夏日となった。一方、北海道では大雪、新潟県中越地震の被災地では強風に雨と、列島は大荒れの一日となった。

近畿地方も大会前夜、激しい雨と風が続き大会参加が危ぶまれたが、朝になると風雨がおさまり西の空から晴れ間が見えていた。

第24回奈良春日・大仏マラソン全国大会は「ゆっくり走ろう奈良公園」がスローガン。東大寺や春日大社といった世界文化遺産の中を走り抜けるコースとなっているのが特徴で、参加賞オリジナルベストと柿の葉すしとがもらえるのに惹かれ、妻が申し込みを決意した。
妻は僕のトレーニングに併走しており、10月64km・11月77kmの練習を一緒に積んでいる。10Km走も1時間10数分で2度こなした。標準体重の妻に付かず離れずで併走できるか、僕の方が少し不安が残る。

スタート地点は奈良公園春日野園地芝生広場だ。寒くなく風もなくそして雨でもない気候になっていた。11時にスタートの音が鳴る。しかし昨夜からの雨で何ともお足元が悪い。グチュ・ピチャッ・ニュルッだ。なかなか前に進まない。舗装路に出ても紅葉の落ち葉が色とりどりに走路を染めている。濡れていてズルッとなりそうでなかなかスピードが上がらない。妻を見失わないように周囲を見ながら、こけないように足元に注意しながら、前の走者について進む。前半戦は世界文化遺産の観光どころではなかった。
折り返し地点を過ぎて時計に目をやるとネットタイムで30分が経過しようとしていた。5kmの看板を探すと、30分20秒経過地点で発見した。60分切りの完走証が脳裏をかすめる。スタート時のロスタイム1分程度を含めても十分可能なタイムである。ここから後半戦の始まりであった。下り坂で妻を離し上り坂で抜き返されるデッドヒートだ。5〜7km地点を10分で駆け抜け遅れを取り戻し、50分台の完走ペースに持ち込んだ。その後の、正倉院〜奈良奥山ドライブウェイ入口に続く上り坂は長くつらかった。しかし、ここを過ぎるとゴールは目前だった。公園芝生広場に近づくとラストスパート開始。ゴール地点とスタート地点は同じ場所だ。当然スタート時よりもさらにお足元が悪くなっていた。こけないようにゴールラインを目指し妻と一緒にゴール。二人とも58分台の完走証を手にした。
妻の初マラソン参加の完走をサポートできたのと、離れずにゴールできてホッとした。
ちょっと10kmレースの面白さを味わえた大会となった。
そして最後までペースを保てたのは、併走するランナーの多さと、観光地であるがための観客の多さだった。通過待ちいただいた修学旅行生の皆様・観光客の皆様、ありがとうございました。

10Km 申込者数;男性 2146名 女性 540名 計2686名 と記されていた。

ゴール後、スポンサーの大塚製薬のアミノバリューを飲み干し、続いて「たなかの柿の葉すし」をいただいた。お酢がきいていてマラソン後には口当たりの良い美味しいお寿司であった。ご馳走様でした。
表彰式後のお楽しみ抽選会(JAL航空券・宿泊券・液晶テレビ等)に外れた私たちは、今回の完走を大仏様に報告し、秋の奈良を満喫して帰路につきました。



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